fc2ブログ
28 2014

石材キズ補修サンプル

P1010057_convert_20140827165151.jpg

「 補修作業のあり方 」

上は、石材タイルサンプルですが、
右下角の欠けをエポキシにて補修済みです。
エンボスはリューター・Pカッターにて加工。

実際、現場の場合、
このタイルが屋内なのか、屋外なのか、壁なのか、床なのか等
状況によって、補修に使用する塗料や材料が変化します。

充填剤は、ポリか、エポキシか、樹脂か。
屋外であれば、2液塗料にするのか、調色済み樹脂にするのか。
屋内であれば、エナメルでも可能なのか、など・・。

これらの選択は、
作業する人によりそれぞれ異なるため、
正解はありません。
でも、現場環境や素材状態などにより、
補修の方向性は、おのずと絞られてきます。

その方向性を突き詰めていくと、
色々な素材を補修する事が可能となります。

作業自体は地味ですが、
結果的には、作業ゴミが少量の為エコであり、
低コストの経済的な仕事ではないかなと思います。

ただ、作業レベルは人によりバラつきがある事も事実であり、
作業の終了点をいかに高く掲げて取り組み続けられるか、
という課題は、常に存在します。


P1010063_convert_20140827165056.jpg

上の写真が、エポキシ部分の塗装後のサンプルです。

こういう石材などの場合、元の状態のままでなく、
よりリアルに見えるように、
色合いや形状を変更する場合もあります。

また、石材に塗装?と思われる方も見えると思いますが、
屋内で日光が直射でなく、尚且つ目立たない場所、
人の行動が及ばない場所であり、石の種類、
予算、作業時間の制限等の条件の組み合わせによっては、
有りかな、と自分は思います。
(異論は、承知の上です。)
現場状況次第なので、断言はできません。

まあ、屋外のサイディング等ではまず使えないです。
色抜けしてしまいます。

補修作業は、マニュアルがないため、
いかなる結果も、施工者のアイデア・方法次第という
おもしろくも非常にシビアな仕事だと考えます。







スポンサーサイト



0 Comments

Leave a comment