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07 2017

リニューアルオープンホテルの襖張替

いつもお世話になっている建具屋サンのお手伝い。

今回リニューアルオープンされる、
鳥羽市内の大きなホテル。
その改装に伴う襖の張替。

現状は、昔ながらの紺帯柄。
サイズは幅広タイプが多く、
両手一杯広げないと届かない程。

しかも、紙が何重にも張り重ねられ、かなりの重量。
ホテルや旅館に多く見られるガラリ付き。
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張替る紙は、ビニール襖紙。
オーナー様の掃除が容易な紙で、とのご要望から。

ビニール襖紙は、一般的なクロスより薄く、
頻繁な拭き掃除にも耐え得る、
強防水の特徴有り。

但し、作業面では通常の襖紙と比較すると、かなり厄介。
糊がつかない・シワになり易い・剥がれ易い・熱を加え過ぎると溶ける等々。
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しかも今回は、幅広の為、
机2台繋げないと紙切りもできず。

とりあえず、古い紙を全て除去して、すっぴんに。
ガラリを塞ぎ加工された下地も有り。
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張替後、建具屋サンと納品。

ホテル内が広い為、
運搬作業だけでもかなりの運動量。
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結構、工期が迫っているらしく、他の業者サンも大集合状態。
突貫続けて、納期ギリギリのような雰囲気・・。
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崖上から海を見下ろす立地の為、景色は絶景。
水平線を延々見渡しながら、日頃の息抜きには最高の場所。
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ただ、このホテルにたどり着くのが難しい。

漁村の細い裏道をクネクネと走り、
車1台しか通れない超急勾配の坂を登りながら、
180度Uターンしないとホテルに着けないという、
難関アスレチック。

自分達も納品時、
襖を山積みしたトラックで、
ズルズルスリップしながら登った程。

大型観光バスは通れないし、雪の日は坂を登れない。
坂には、ガードレールがない為、崖下に落ちる恐れあり。

何か隠れ家的な存在というか環境というか・・。

ちょい大変な作業内容ながら、
自分的には、結構お気に入りな感じの案件で、
楽しく無事完了。


もう一度伺う場合、
方向音痴の自分は、ナビでもたどり着ける自信ない・・。





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