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01 2016

フェイク?なリペア例

以前に作成した、リペアサンプル2例。

どちらの対象も、
補修屋泣かせの無垢材っぽいデザインのフローリング、
2種類をチョイス。

1例目は、線キズの補修パターン。
目地を挟んで、15cm程の範囲。
結構、深めにガリガリと。
0P_20151127_103802_HDR.jpg


途中経過。
1P_20151201_153618_HDR.jpg


リペア完了。
のはずが、何か変。
2P_20151202_131754_HDR.jpg


続いて、2例目。
直径5cm程のコゲをキズ補修。
表面のウレタン層が縮んで、
内部も少し炭化。
4P_20151127_104006_HDR.jpg


途中経過。
5P_20151203_121600_HDR.jpg


リペア完了。
のはずが、コレも変。
6P_20151203_151336_HDR.jpg


2例共キズ自体は、完全に痕跡ナシ。
触ってもわからず。
ただ、
リペア部分表面の人工的違和感が、
かなり。
リアルじゃない、というか。

最初とリペア完了後の画像を比較。

まず、
リペア完了後の方が、木目模様がクッキリ過ぎ。
あと、
色味の立体感が不足。
自然な奥行きが感じられず。

この2点が人工的違和感の要因。

木目模様は、
筆の選択と筆さばきの未熟さと塗料の使い方が原因。
色味は、
グラデーション表現の未熟さとバリエーションの無さが原因。
加えて、
スペースを埋めなきゃ、という不安感も表れ。

じゃ、直せよって話ですが、
この時は、サンプルはこれで完成と思い、完了。
つまり、この時点での自分の実力が、画像のレベル。

失敗のサンプルは、
後の見直し時に違和感を覚えた場合、
リペア方法を変更や追加して、
作成し直す為のバロメーターでも有り。

実際の現場では、
その都度のリペア結果=即ナルヒヤの評価。

故に周期的に、
自分の実力を客観的に観察して、
改善していく事が、どうしても必要。

ちなみに、カメラとサンプルの距離は約15cm。
人が立って、床のフローリングを見る距離ならば、
人工的違和感は、まずわからず。

ただ、目指すは完全犯罪。
もとい、
完全隠蔽・・。
んー?コレも違う。
上手い表現が見つからず。

要は、
キズが無かった元の状態の、
色ツヤ・質感・手触りを、
限りなく復元する事が常に目標!


と、カッコ良く言い切れない自分。
現実は、
目標とさせて頂いています、
っていう感じです。

リペア修正後の画像は、
また何れ、ご紹介させて頂きますです、ハイ・・。




ガンバろ。


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