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19 2016

UVレジンで、ちょこ検証

今回は、リペアの可能性を拡げるべく、
チョットした検証を。

これは、レジンクラフト用のUVレジン。

清原レジンや太陽の雫等、色々有名ドコロの中でも、
黄変しにくく、クリア度数の高いレジンプロを選択。

まず、このレジンの特徴。

粘度がかなり高い、水あめみたい。
また、ミントの香りがキツイとの事でしたが、全然。
普段使う溶剤と比べたら、無臭レベル。

最初に盛った時の、表面張力が大きい。
ただ、硬化後のヤセも大きい。
キレイにレジン作品を作りたい時は、
何回かに分けて、レジンを盛る必要有り。

あと、多少の劣化は覚悟の上なら、
粘度はスチレンで、調整可能だと思われ。

0P_20160211_163051_HDR.jpg


検証物を、
ジェルネイルやレジンクラフト用の、
UVランプ36Wで照射。
蛍光管だから、全く熱くない。
1P_20160211_164713_HDR.jpg


検証物が、コレ。
UVレジンとその中に、各種塗料を混合させたモノ。
溶解状態と硬化状態を確認する為。

一番左のクリアが、ノーマル。
赤はアクリルガッシュ・
白はオイルカラー・
黄はセルロースラッカー・
青はステイン・
を、それぞれ混合して硬化。

高粘度の為、気泡が抜けにくい。

爪楊枝等で確実に潰すか、
事前に盛る場所を、
ドライヤーで暖めておく必要有り。
2P_20160211_165335_HDR.jpg


訳あって、完全溶解させずに、
マーブル状態で攪拌ストップ。

硬化後。
アクリルガッシュとオイルカラーは、
もう少し攪拌すれば、溶解可能。
ラッカーは、マーブルのみで溶解不可。
完全分離して、湯葉みたいに。
ステインは、添加した時点で自然溶解する為、
マーブルは不可。
3P_20160211_165442_HDR.jpg


検証結果。
染料系は即溶解可能で、
顔料系は攪拌時間が多く必要。
ニトロセルロースとは相性が合わない。

硬化時間は、どれもほぼ同じ。
1分程で表面硬化開始で、
5分程で完全硬化。

ノーマル同様、表面ツヤツヤ、中カチカチの感じ。
ただ、コンパウンドかけると鏡面タイプでも、
少しツヤひける。

ちなみに、
400Wのメタハラライトを照射してみたら、
即硬化を通り越して、即コゲた・・。
最低60cm以上の距離が必要っぽい。

という事は、
メタハラのUV波長も、36Wランプに近いという事か。
また、UVLEDライトでは、硬化不良を起こすとか。
同じUVライトでも、波長がズレるとダメみたい。

ついでに、UVパテとして機能するかも検証。

レジンにタルクを適量配合。
あと垂直面での使用を仮定して、
ツノが立つまでアエロジル添加。
ついでに硬化不良具合確認の為、
メタリックパウダー配合。

そして36W照射。

おお、ノーマルレジンと同様に硬化。
さすがにツヤは半艶程、でもカチカチ。
パウダー等の不純物もなんのその。

自分でパテ強度を調整できる上に、
且つ5分で完全硬化。
市販モノよりスグレモノ。
これは、イイ発見!
4P_20160211_172143_HDR.jpg


検証結果。
UVレジンからUVパテは、作成可能。
研磨もサクサク快適。

急ぎのリペアには有効そうな予感。
使いたい時にその場で、レジンから必要分だけ作って、
サッと硬化完了みたいな。

その他、今回の検証を基に、
色々新規のリペア方法を思案中。

ただ、塗料の性質差・レジンの耐久性等、
厳密には検証しきれていない部分も有り。

更に詰めながら、改良できれば、
オリジナルリペアの可能性がキラキラと。


・・見える気がする?






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