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18 2015

新築戸建納品前の障子キズ補修

新築戸建に納品直前の新品障子のキズ補修内容。

新築なのにキズ?
と、思われる方もみえるかと。

木材は外気に何年も晒されたモノだと、
表面が乾燥して硬化済み。
しかし、削り出されたばかりの木の繊維は、
非常に繊細で柔らか。

ほんの少し爪が擦れただけでも、
クッキリとスジがついてへこみが出来てしまう程。

慎重に取り扱っていても、作業中のほんの些細な事で、
細かなキズが発生してしまう事は不可避。

その為、最終チェックにて細かなキズを全て補修した後、
完成品として納品の運びとなります。


#1 へこみキズ
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#1 キズ補修後
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#2 突きキズ
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#2 キズ補修後
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#3 擦れキズ
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#3 キズ補修後
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シート面材加工された洋建具と違い、
障子は、無垢材剥き出し。

極力無垢材の性質や特徴を利用した
キズ補修方法を選択。

カンナやペーパーの使用は、
却ってキズの範囲が拡がったり、
木肌荒れを起こす可能性大。

特に、縁起物の納品には、
少しの違和感も残したくない。

目標!
”仕事の痕跡を全く残さない仕上り!”





たまに、ちょこっと残っちゃいますが・・
精進あるのみ。
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