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28 2015

掃出し窓際フローリングの劣化キズと退色補修

いつもお世話になっている、リフォーム会社様からのご依頼。

キズ補修箇所は、
マンション洋間の1間幅掃出し窓際フローリング。
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経年劣化による、表層剥離が多々。
床と接する窓枠下部のシート面材も、剥離気味。

サッシ際からフローリング層内に、水が浸入した事の繰り返しが、
剥離原因の1つの様。

触ると凸凹で、ポロポロと繊維が分離する程。
2層目が剥き出しの箇所は、かなり目立ちます。
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少し引くとこんな状態。

フローリングの寿命が近い為か、
床全体のトーンも沈んだ感じ。
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重傷箇所にシアノアクリレート含浸後、
パテ充填。

次回は、フロア貼り替え予定との事で、
今回は、現状に合わせた仕上げを目標と。
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少しくすんだ感じや、多少の方向変色やら、
積層塗装中。

塗料は、乾燥前と乾燥後の色が違う為、
乾燥を確認しながら色合わせ。

塗料の飛散と養生シートの反射で、画像モヤってます。
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木目書き後、ウレタン保護でリペア完了。
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ベランダ側から見ると、ちょっと明るめ。
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ただ、これ以上トーンを落とすと、
内側からは、かなり窓際が暗くというか、黒く見える為、
少し明るめの方が、ナチュラルと判断。
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この建物、1日中日当たりが良く、
この時期でもまぶしい程の日光が。

さぞかし、昨今の夏場は大変なのでは。

一般的に、
普及品の複層フローリングの寿命は、
およそ10年~20年くらい。

立地条件や気密性、建材の種類等の組み合わせによっては、
かなり寿命が縮んでしまう恐れも。

マンションやアパート等の集合住宅の場合、
各部屋に同じ種類の建材を使用することが多い為、
一斉に寿命がくる事も考えられます。

何部屋も一斉にリフォーム時期が重なる事は、オーナー様の負担も大きく。
今回は、時期をずらして、その負担を分散させて頂く役割のキズ補修。

”キズを補修する” の奥に、真意有り。





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