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21 2015

新築戸建注文住宅の建具納品

いつもお世話になっている、
岐阜県の老舗家具屋さんからのご依頼。
新築注文住宅の和建具を納品・建付ける案件です。

採寸時は、まだ大工さんの工程真っ只中。
新築ですが、勾配やコケもチェックしながら、正確に採寸。
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その後、
家具屋さんから自分の採寸通りに作られた、建具たちが到着。

今回の建具は、全て長尺。
更に、障子が幅広。
両手広げて、ギリギリ手が届くくらい。
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運搬時はもちろん、
作業の時も、慎重に取り扱わないと、簡単にキズがついてしまいます。
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その他チェック中、引手に反りが。
指で押しても・・、
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浮き上がります。
これは、アウト。
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紙を傷つけない様、引手をはずしてから、
別の新品に交換。

無垢材の引手は、鉄製やプラスティック製と違い、
木のクセが時間差で現れたりするので、
注意が必要。
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そして、納品・建付け。

建具の隙間はもちろん、
開閉時の音や、手にかかる力も均等になる様、
調整します。
お客様がストレスなく開閉して頂ける様。
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取扱い注意な大きい障子も、無事納品完了。
壁一面が障子の為、明るくて心地いいお部屋です。
これぞ和の暖かさ、という感じ。
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ここには、写っていないのですが、
入口の戸襖が、耐火仕様の為、
下地に鉄板が使われていて、激重。

もし、足の上に落してしまったら、
足指骨折間違いなしレベル。
どこかに当たっても、その部分が
簡単にえぐれるくらいの重量。

しかも、そこの入口に限って、
建付け調整に手こずるという。

”動きを見て、はずして調整して、また納めて、” を
繰り返していたら、最後の方は、
腕がプルプルに。
新品戸襖で筋トレは・・。

本数は多くなかったのですが、
作業は、その他諸々フルコース一式といった感じでした。

帰りの車中の風が、気持ちいい事。

無事全完了。
ありがとうございました。






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