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06 2015

ちょこ工作 其の二

仕事に使う道具のちょっとした工作第二弾です。

今回は、細部塗装の必需品、エアブラシ。

エアブラシは小さい面積を塗装する場合に用いられ、
使う塗料の量も少なく、それに比例して塗料カップも小さいものが多いです。
よく使われる例として、プラモデルやネイルアート等。

塗料を非常に細かいミストとして、細い口径で噴出する為、
あまり大きな物を塗装するとムラになりやすい傾向があります。

それなら、ムラにならずに楽に、大物を塗装できるようにイジッてみますか。
小物と大物の両方、キレイに塗装できれば便利だし。

と、いうことで色々削ったり、細工をしてみたり。
0P_20150412_171841_HDRjpgs.jpg


試行錯誤の末、かなりパワーアップできました。
その代わり、既存のカップだと塗料がアッという間になくなるので、
大容量塗料カップの自作にチャレンジ。

自作したパーツ類がコチラ。
500mlのペットボトル半分と、穴開きペットボトルのフタと、ふすまの引手。
引手の真ん中には、エア抜き用の穴開け済み。
5P_20150412_171308_HDRjpgs.jpg


まず、ペットボトルのフタの天井を切り抜くため、
ドリルでガイド穴を細かく開けます。
次に、デザインナイフで穴同士をつないで、天井カット。
1P_20150411_200922_HDRjpgs.jpg


ガタガタの切断面を、ペーパー研磨にて真円出し。
3P_20150411_203717_HDRjpgs.jpg


インパクトにペーパーを巻きつけてから、
穴の中に入れて研磨すると、
遠心力で真円を出しやすいです。
2P_20150411_201921_HDRjpgs.jpg


ペットボトルのフタの中で、既存の塗料カップとペットボトルの口を
友取りするので、按配を見ながら口の高さをカット。
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それぞれのパーツ加工完了後、エアブラシにセッティング。
見た目のバランスかなり悪いですが、機能性重視なのでこれでOK。

フタになる引手は、ペットボトルより少し大きかったので、
ペットボトルをライターであぶり、やわらかくしてから無理矢理ねじ込み。
その後、冷凍庫で急速成形。
ぴったりフィットのフタになりました。
7P_20150412_171511_HDRjpgs.jpg


実際に溶剤を吹いてみます。
液漏れもなくガンガン吹けます。(擬音変ですけど。)
通常、吹き出し口からミストは見えないので、
この写真から、かなり噴出力の強い状態がわかります。

パイクのヘルメットや軽自動車のホイール程の大きさでも、
楽に塗装できそう。
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仕事の道具として上手く機能するかどうかは、
実際現場で使ってみないとわかりませんが、
自分の引き出しが一つ増えるという事は、作業の幅が広がる事でもあり、
それはスキルアップのきっかけやチャンスに繋がると、考えます。
自分のアイデアが、仕事で通用した時って、うれしいですよね。
思いついたら、忘れないうちに、とりあえずやってみる。

どんな結果になるか、現場で使う時が楽しみ。





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